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ご挨拶
『 織は人なり 』― これは、私が師と仰いでいる郡上八幡の紬作家・宗廣宗人先生の「織五省」の一節です。 ところで、私の染織家としての道を決定づけたのは、先生の作品との出会いであるだけに、この言葉は常にずっしりとした重さで私にせまり、私の指標となっております。
糸を染めるとき、機を織るとき、私は美しいもの、あたたかいものとは何か、そしてそれらをどこまで作品の上に表現できるだろうか…と、いつも考えています。 私の工房は、いま、福岡市にほど近い筑紫耶馬溪の那珂川町埋金にあります。埋金とは珍しい地名ですが、かつては象嵌師たちが、ゆるやかな時の流れの中で技を競いあったとも伝えられ、手仕事の心がひそめられているように思われてなりません。 しかし、未だ、納得のゆく仕事には程遠く、道のはるかさを思い知らされますが、一生懸命織りつづけています。 今後とも皆さまのご指導・ご批判を制作の糧としたく存じますので、よろしくお願い申しあげます。 日本工芸会正会員 甲木恵都子 |
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甲木恵都子 略歴
昭和40年 岐阜県郡上郡八幡町郡上工芸研究所入門 46年 第8回伝統工芸日本染織展入選
文化庁長官賞受賞
第1回個展 東京・日本橋三越47年 第9回伝統工芸日本染織展 48年 第10回伝統工芸日本染織招待出品
日本工芸会正会員となる49年 第20回伝統工芸展入選 50年 パリ・サントノーレにて個展 52年 第9回第三文明展推せん作家となる 54年 第16回伝統工芸日本染織展鑑審査員
東京・資生堂画廊にて個展(その一縞)56年 銀座ポーラ画廊にて個展(その二無地) 59年 西部工芸展出展
福岡・ガーデンパレスにて染織展60年 福岡・天神ギャラリーにて無地・帯作品展
東京・銀座ラ・ポーラにて染織展
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